頭痛でお困りの方へ

頭痛に悩まされている人はとても多く、誰でも一度は感じたことのある症状ではないでしょうか。頭痛と一口に言っても、様々な症状と原因があります。脳や身体に病気がないのに起きる「一次性頭痛(危険でない頭痛)」と、脳やその周辺に起きた病変が原因で起きる「二次性頭痛(危険な頭痛)」とに分けられます。実は多くの人が悩まされている頭痛は、危険ではない「一次性頭痛」で痛みをコントロールしていけば問題はないことがほとんどです。重要なのは、その中に重大な脳の病気が隠されていないか見極めることです。脳疾患は、早期発見早期治療がとても重要でその後の回復に大きな影響を与えます。患者さまの症状に対して、詳しく問診を行い、必要であればMRI検査やCT検査にてどちらの頭痛なのかを診断いたします。

危険な頭痛

頭痛の中には、脳やその周辺に起きた病変が原因で起きる危険な頭痛が含まれます。脳疾患は、早期発見早期治療がとても重要でその後の回復に大きな影響を与えます。患者さまの症状に対して、詳しく問診を行い、必要であればMRI検査やCT検査にてどちらの頭痛なのかを診断いたします。
下記の症状が出た場合は、必ず病院に行き、医師の診断を受けましょう。
■今までに経験したことのない頭痛

■意識が遠のく、手足がしびれる、発熱など頭痛以外の症状を伴う

■鎮痛剤が効かないような激しい頭痛

■頭痛がどんどんひどくなる
頭痛を伴う危険な病気
くも膜下出血
脳動脈瘤の破裂で脳を取り囲むくも膜下腔に出血が起こる。
髄膜(ずいまく)炎
脳の髄膜が細菌などに感染し、炎症を起こす。
脳出血
脳の小さな血管が破れて血腫ができる。
慢性硬膜下血腫
頭部打撲により血腫ができる。
危険な頭痛の症状がある方は、すぐにMRI、CTによる精密検査をオススメします。

危険でない頭痛

原因が何らかの疾患からでなく頭痛を繰り返す、いわゆる慢性頭痛に悩まされている人はとても多いものです。危険でない機能性頭痛の人も自分の頭痛の原因や誘因を知って、頭痛の悩みから解放されるために、一度、医師に相談を。とくに、頻繁に片頭痛が起こる場合や、ストレス解消などをはかっても緊張型頭痛が改善されない場合は受診をおすすめします。脳の病気を見逃さないためにも、心配のある方はまずは一度、病院へ診察を受けに行きましょう。
片頭痛
片頭痛は、月に何度か不定期に起こる頭痛で、痛みは数時間〜数日感続くことが多いです。また、痛みが起こる前に前兆がある場合とない場合に分類されます。前兆がある場合は、目が光でチカチカしたりします。前兆がない場合でも、生あくびが出たり、眠気が強まったり、イライラしたりなどの予兆を感じる方もおられます。
症状
ズキンズキンと脈打つ痛み、吐き気や嘔吐を伴う、光や音に敏感になる、動くとひどくなる
原因と予防について
仕事などの緊張から解放されてホッとした時に、急に血管が拡張して片頭痛が起こりやすくなります。また、女性ホルモンのバランスの変化、寝過ぎ・寝不足、疲労、光や音などの強い刺激も原因とされています。自分がどのような時に片頭痛を起こしやすいのか記録し、その時期には原因となる環境を避けるようにするとよいでしょう。また、週末の寝だめや、チョコレート・チーズ・赤ワインなども誘発食品ですので取り過ぎには注意しましょう。
緊張性頭痛
緊張型頭痛は、慢性頭痛の中でもっとも多いとも言われています。頭の横や肩や首の筋肉が緊張することで起きます。痛みが一週間〜長期間にわたり慢性化しやすいのが特徴です。長時間同じ姿勢で筋肉に負担がかかるデスクワークのお仕事の方に起こりやすい頭痛です。
症状
頭の両側・後頭部などがしめつけられるように痛む、吐き気や嘔吐などは伴わない
原因と予防について
精神的や身体的なストレスによる過緊張が主な原因です。長時間同じ姿勢にならないよう、マメにストレッチなどを行い筋肉の緊張をほぐしましょう。また睡眠時も、自分に合った枕を選ぶことで首や肩の筋肉への負担を減らすことができます。
群発頭痛
群発頭痛は、慢性頭痛の中でももっとも痛い頭痛です。1〜2ヵ月間に集中して毎日ほぼ同じ時間に起こります。1回の痛みは15分〜3時間ほど続きます。あまりの痛みに、じっとしていられず動き回ってしまうという方もおられます。
症状
頭の片側が痛む、目の奥がえぐられるような痛み、目の充血・涙、鼻水を伴う、睡眠時でも目が覚めるほどの痛み など
原因と予防について
原因は、頭の血管の拡張が関係しているのではないかと言われています。血管を拡張させる作用があるアルコールを摂取したあと1時間くらいで発作が起きることが多いようです。頭痛が起きている期間中は、飲酒すると必ず発作が起こります。また、タバコや気圧の変化なども原因とされています。激しい頭痛のため、原因を避けずにはいられないようです。