ごあいさつ
医師になって約20年間、救急病院で主に脳卒中で倒れた方々に対し、脳血管内治療を含めた最新治療テクニックを駆使し、チーム医療を行ってまいりました。
沖縄県で勤務していた際には、非常に高度な小児医療センターでもあったため、新生児から成人まで、通常の脳神経外科医が経験しないような中枢神経系の先天性疾患、奇形の外科的治療を数多く行ってまいりました。日夜を問わず、ピリピリした日常でしたが、産婦人科医、新生児・小児科医、小児心臓血管外科医など、脳神経外科以外の分野の医師たちから、数多くの集中管理法、特殊な治療テクニックを学ばせていただいたことは今でも私の貴重な財産です。
その後はまた私の専門分野である脳卒中を中心とした診療をメインに行ってまいりました。日本の脳神経外科医は脳と脊髄に関し、非常に多岐に渡る疾患に対しても日常的に対応しており、例えば交通事故や転落事故など高エネルギー外傷の際に、必ずコール(呼び出し)される科はわれわれ脳神経外科医です。生命に直結する頭部外傷の手術、集中治療にも数多く関わってまいりました。
今後は疾患への治療から視点を変えて、疾患(主に脳卒中)の予防に重点を置いたトータルマネージメントを提供していければと思っております。何気ない症状から大きな病気が見つかることも稀ならずあります。日頃、気になる症状があれば、脳に関することのみならず、お気軽にご相談ください。
我々はみな一人として同じ顔の人間はいないように、体の状態も一人一人が異なります。皆様に適した治療方法やお薬を提案させていただきますので、ご意向に沿った解決方法を一緒に模索しながら、末永いお付き合いをお願い申し上げます。
院長 川久保 潤一 かわくぼ じゅんいち
プロフィール
長崎生まれの神戸育ち。中学校から母方の故郷である長崎に戻り、そのまま大学に進学しました。幼少時に声帯ポリープの手術をしたことを契機に、医師への道を志すようになりました。医学部時代には漠然と外科系へ進むことを考えていましたが、各科研修の際に脳神経外科の先生から、“これからの高齢化社会では脳卒中が寝たきりの原因ナンバーワンになる。それなら脳卒中を誰よりもうまく治療できる科で一緒に頑張ろう!”と熱く口説かれ、現在に至っております。研修時代は様々な病院を回り、赤ちゃんからお年寄りまであらゆる年齢層の治療に携わりました。
自分への時間はほぼない生活を過ごしてきましたが、趣味のインテリア、音楽鑑賞、そして大好きなお酒で楽しく生きております。辛いものが好きなせいもあり、すっかり頭髪はまばらになってしまいましたが・・・。
学歴
1986年4月 |
青雲中学校入学 |
1989年4月 |
青雲高等学校入学 |
1993年4月 |
長崎大学医学部入学 |
職歴
1999年6月 |
長崎大学医学部歯学部附属病院 脳神経外科入局 |
2000年6月 |
長崎県立島原病院 脳神経外科 |
2001年6月 |
三佼会 宮崎病院 脳神経外科 |
2002年6月 |
北九州市立八幡病院 脳神経外科 |
2003年6月 |
佐世保市立総合病院 脳神経外科 |
2004年6月 |
長崎大学医学部歯学部附属病院 脳神経外科 |
2007年4月 |
沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 脳神経外科・小児脳神経外科医長 |
2012年4月 |
長崎県島原病院 脳神経外科・脳卒中センター 医長 |
2014年4月 |
医療法人 相生会 杉岡記念病院 脳神経外科 医長 |
2016年4月 |
医療法人 相生会 福岡みらい病院 脳神経外科 医長 |
2017年4月 |
福岡脳神経外科病院 脳神経外科 医局長 |
資格
1999年4月 |
医師免許 取得 |
2005年8月 |
日本脳神経外科学会専門医 取得 |
2007年7月 |
日本脳卒中学会専門医 取得 |
2007年9月 |
新臨床研修指導医養成医 取得 |
2012年3月 |
日本脳神経血管内治療学会専門医 取得 |
所属学会
日本脳神経外科学会
日本脳卒中学会
日本脳卒中の外科学会
日本脳神経血管内治療学会
日本脳ドック学会